「NISAって、若い人向けでしょ?」と思っていませんか
NISAの話題を見るたびに、なんとなく素通りしてきた。
そんな50代の方、うちの周りにも結構います。
「今から始めても、たいして増えないんじゃないか」
「若いうちからコツコツやる人向けの制度でしょ」
正直、自分も少し前まではそう思っていました。
でも調べてみると、NISAは年齢制限のある制度ではありません。
50代からでも使える、ごく普通の選択肢のひとつです。
NISAって、そもそも何なのか
NISAは、投資で得た利益(値上がり益や配当金など)が非課税になる制度です。
通常、投資の利益には約20%の税金がかかりますが、NISAの枠内で得た利益にはその税金がかかりません。
「非課税で投資ができる箱」だとイメージすると分かりやすいと思います。
2024年から始まった新しいNISA制度では、非課税で投資できる枠が拡大され、制度も恒久化されました(いつでも使える制度になった、ということです)。
50代がNISAを考えるときに、意識したいこと
ここからが、若い世代向けの説明とは少し違うところです。
運用できる期間が、相対的に短い
20代・30代であれば、数十年という時間をかけて資産を育てていくことができます。
一方、50代から始める場合、退職や年金受給までの期間は相対的に短くなります。
これは良い悪いの話ではなく、「時間を味方につけにくい」という制約として、意識しておいたほうがいい点です。
退職金や年金との兼ね合い
50代は、これから受け取る退職金や年金についても具体的に考え始める時期です。
NISAでの投資を検討する場合、それが老後資金全体の中でどういう位置づけになるのか、退職金の使い道とあわせて考える必要があります。
生活防衛資金は、投資の外に
投資を始める前提として、当面の生活費(一般的には半年〜1年分程度と言われます)は、投資に回さず、すぐ引き出せる形で確保しておくという考え方があります。
これは年齢に関係なく大事な考え方ですが、50代の場合、収入の変化(定年・再雇用など)も視野に入るぶん、より意識したいポイントです。
「もう遅い」は本当か
「50代から始めても遅い」という声もあれば、「50代だからこそ始めるべき」という声もあります。
正直、どちらか一方が正解というわけではないと思います。
短い運用期間でも非課税のメリットは活きますし、逆に、リスクを大きく取る運用には向かない期間でもあります。
大事なのは、「遅いか早いか」ではなく、「自分の状況に合っているかどうか」で考えることだと感じています。
始める前に、確認しておきたいこと
- 当面の生活費は、投資と別に確保できているか
- どのくらいの金額なら、値下がりしても生活に影響が出ないか
- 退職金や年金の見込みを、大まかにでも把握しているか
- 分からないことを、誰に相談できるか(金融機関の窓口、ファイナンシャルプランナーなど)
これらは、NISAに限らず、投資全般を考える上での土台になる部分です。
まとめ
- NISAは年齢制限のある制度ではなく、50代から始めても問題ない
- ただし、運用期間が相対的に短い、退職金や年金との兼ね合いを考える必要があるなど、50代ならではの視点はある
- 「もう遅い」かどうかより、「自分の状況に合っているか」で考えるのが大事
- 生活防衛資金の確保など、投資の土台になる部分から確認するのがおすすめ
お金の情報は、調べれば調べるほど不安になることもあります。
でも、仕組みを正しく知ることは、不安を減らす一番の近道だとも思っています。
このブログでは、これからも一次情報にあたりながら、50代目線でお金の話を整理していきます。